神父さんと牧師さんはどう違うの?
キリスト教には、大きく分けるとカトリックとプロテスタントという教派がありますが、カトリックと正教会では「司祭」の敬称として「神父」と呼ぶので、プロテスタントでは教会や信徒の指導をする立場の人を「牧師」と呼んでいるのが一般的です。
聖公会では「司祭」という職名が使われていますが「○○神父」とは呼ばず、「○○司祭」や「○○先生」と呼ぶことが多いです。
「神父」とはローマ・カトリック教会や正教会(ギリシャやロシア等の東方教会)において聖職者を呼ぶときの呼称で、神父さんと呼ばれる人は司祭もしくは助祭(聖公会では執事)である聖職者です。これに対しは「牧師」というのは教会で信徒を司牧するプロテスタントの聖職者の職名です。日本聖公会でも教会の司牧者の職名は牧師という用語を使っています。そして、その方を呼ぶ呼称としては神父さんと呼ぶ教会もないではありませんが、一般的には先生と呼ぶことが多いようです。